Photo | ©Tourism and Events Queensland
年代別の教育制度と義務教育について
オーストラリアの各州および地域では、あるプリスクール(またはキンダーガーデン)はプライマリースクール(小学校)の敷地内で、またあるプリスクールは独自の運営がなされるなど、それぞれによって異なるアプローチがなされています。オーストラリアでは就学前の幼児教育は義務教育には含まれていませんが、プライマリースクールへ通い始める前の年に、チャイルドケアセンターやプリスクール、キンダーガーデンなど様々な業態を通じて受けることができます
尚、入学要件や授業料は学校や所属する州および地域によっても大きく異なります。ゴールドコーストを含むクイーンズランド州では、2017年からプライマリースクールのYear1へ上がる前の年に、プレップ(Prep)と呼ばれる準備教育を受けることが義務付けられました。オーストラリアの年代別の教育制度について、詳しくは下記の「クイーンズランド州の教育制度」をご参照下さい。
プレップへ入学をするには、入学を希望する年の6月30日までに5歳になることが条件となります。手続きは、直接学校へコンタクトを取り、子供の生年月日を証明できるパスポートなどの書類が必要となります。
プライマリースクール(小学校)が始まるタイミングは?
通常、オーストラリアのプライマリースクールは1月下旬または2月上旬に始まり、4学期制となっています。一方、英語の語学留学などでオーストラリアを訪れる場合には、約5週間から1年間程の期間の受講が一般的で、随時入学が可能となっているところがほとんどです。
他方、イギリスに目を向けてみると、学期が始まるのは9月上旬で、3つの期間に分けられています。国が定めるカリキュラムは5つの段階に分類され、すべての子どもたちは16歳までにすべての教育カリキュラムを受講する必要があります。さて、次はアメリカについて見ていきましょう。アメリカでは、一般的には8月中旬に新学期が始まり、6月上旬に終わります。子どもたちは5歳の時にキンダーガーデンに入園し、続く6歳からはエレメンタリースクール(小学校)、グレード(学年)6から8でミドルスクール(中学校)、グレード9から12でハイスクール(高校)に通うことになります。このように、国によっても年代別の教育制度や期間には違いがあることがお分かり頂けると思います。
目 次
国際色溢れるインターナショナルな環境
国際的に競争優位な幼児教育システム
欧米諸国よりも経済的な生活コスト
幼児の脳の発達に有効な英語学習
子どもたちはみんなオーストラリアが大好き
クリエイティビティが向上する
自己肯定感が高まる
新しいスキルが身に付く
日本への感謝の想いが深まる
「褒めた理由を伝える」
「リスクをとらせる」
「子ども自身に判断をさせる」
「お手伝いをさせる」
「子どもの好奇心を解放する」
チェックリスト
日本と西洋の子供たちとの比較
高まる”遊びと幼児教育”の重要性
「2035年」の世界で求められるもの
オーストラリアの幼児教育が注目されている理由
政府による教育・サービス品質の確保
幼児教育制度の発展とNQFについて
子どものアイデンティティ形成に重要な「帰属・存在・生成」
政府によるチャイルドケアサポート
日本の幼稚園・保育園との違い
子どもの個性とチャレンジを大切にするアプローチ
オーストラリアの幼稚園や保育園の仕組み
その他のチャイルドケアサービスの種類
オーストラリアの義務教育・高等教育
年代別の教育制度と義務教育について
プライマリースクール(小学校)が始まるタイミングは?
National Quality Standard
① NQSを構成する7つの領域
② 評価制度と品質の格付け
③ 各Quality Areaについて
EYLF(Early Years Learning Framework)
① EYLFとは
② 中心となるコンセプト
③ フレームワークの構成要素
④ 5つの原則
⑤ 実践プロセス
⑥ 期待される学習成果
Certificate Ⅲ(概要)
① 概要
② 学習コースへの参加要件
③ コースに含まれる学習項目
Diploma(概要)
① 概要
② 学習コースへの参加要件
③ コースに含まれる学習項目
オーストラリアにおけるチャイルドケア事業発展の背景
① 社会インフラとして位置付けられたチャイルドケア事業
投資観点から見るチャイルドケア事業
① チャイルドケア事業の概要
② 投資家がチャイルドケア事業買収へ投融資を行った際の投資フロー
③ オーストラリアにおけるリース担保事情
④ 買収資金貸付、担保設定、利息支払いフロー
⑤ チャイルドケア事業買収契約と譲渡のフロー
⑥ チャイルドケア事業に関わるメンバープロファイル
⑦ 運営中のチャイルドケア事業のご紹介
⑧ チャイルドケア事業の主なリスク
業界の現状と今後の見通し
① チャイルドケアビジネスの現状
② 市場に影響を与え得る主な外部要因
③ 業界における企業形態
④ 需要の決定要因
⑤ ビジネスを成功させるためのポイント
⑥ 業界の今後の動向
Play & Learnとは
Play& Learnの教育アプローチとその適用事例
レッジョ・エミリア・アプローチの特徴
レッジョ・エミリア・アプローチの哲学
オーストラリアのレッジョ・エミリア
レッジョ・エミリアで用いられる原則とその適用事例
THRASSとは
THRASSの有効性とその適用事例
親子留学プログラム「Hello Kids」
「Hello Kids」とは
現地センターのご紹介
センターでの1日の過ごし方
先生の子どもへの接し方に関する日本との違い
コレクティブな遊びと学び
現地でのおすすめアクティビティ
Triple Pとは?
ポジティブな子育てのための5つのステップ